2018年11月9日
東京電力ホールディングス株式会社

 当社は、ベトナム国の水力発電事業者であるLao Cai Renewable Energy社が保有するベトナム国ラオカイ省のコクサン水力発電所(合計出力:2.97万kW)に出資参画することとし、本日、Lao Cai Renewable Energy社の出資会社であるシンガポール国Viet Hydro社の株式36.38%を取得いたしました。本件は、当社として初めての海外水力発電事業への出資参画となります。

 当社は、電気事業を取り巻く外部環境の厳しさが増すなか、企業価値向上方策のひとつとして、再生可能エネルギー事業の主力電源化に向けて取り組んでいます。今後、海外水力および国内外洋上風力を中心に開発を進め、このうち、海外水力については、将来的に、総開発規模 200~300万kWを目指しています。

 コクサン水力発電所は、2016年4月の営業運転開始以降、ベトナム国営電力会社傘下の配電事業者であるNorthern Power Corporation社と20年間の電力販売契約を締結し、安定した操業を続けておりますが、これまで当社が国内水力発電事業で長年培ってきた技術やノウハウを活用することにより、巡視点検など発電所運営の効率化に取り組むことで、さらなる収益向上に寄与できると考えております。

 当社は、今後も国内外の事業者とのパートナーシップを構築しつつ、東南アジアを中心に海外水力発電事業への参画を積極的に進めてまいります。

以 上

  • 同事業への出資者であるシンガポール国のInfraCo Asia Development社と株式売買契約を締結し、36.38%の持分を取得。

<別紙>

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    ~当社における海外水力発電事業の第1号案件~