小型風力を活用した顧客ソリューション事業を展開する米国ベンチャー企業United Wind社への出資について
~海外ベンチャー企業への戦略的投資における第1号案件~
2016年10月3日
東京電力ホールディングス株式会社
当社は、9月30日に米国にて小型風力発電設備を活用して顧客の電力コストを削減するソリューション事業を行うベンチャー企業United Wind社(最高経営責任者:Russell Tencer氏、本社:米国ニューヨーク州)へ出資いたしました。出資額は約50万ドル(約5千万円)、出資比率は約3%となります。
当社は、再生可能エネルギー・蓄電池の普及や電力とITとの融合など世界のエネルギー市場の新たな潮流を踏まえ、社外からベンチャーキャピタリストを招聘し、先進的な技術やサービスを開発・保有するベンチャー企業への投資を検討・実施する体制を構築してまいりました。今回の出資は、その第1号案件となります。
United Wind社は、小型風力発電設備を導入することで、顧客の電力コストを削減するソリューション事業に特化した米国唯一の企業であり、独自に開発した風況分析ソフトを活用し、顧客志向で新しい市場を開拓しています。当社はUnited Wind社に出資するとともに人材を派遣し、同社が保有する技術やノウハウならびにベンチャー精神・文化の獲得、徹底した顧客本位の意識を有する人材の育成につなげてまいります。
さらに、今後は日本およびアジアなどの海外における将来の事業展開の可能性についても検討してまいります。
当社は、電気事業のイノベーションを引き起こしうる新たなビジネスモデルや技術を有するベンチャー企業への出資を積極化することで、新たなナレッジを吸収・蓄積し、市場の激変に備えるとともに、電気事業の変革に挑戦してまいります。
以 上
<参考>