台風8号に伴う福島第一原子力発電所の状況について（7月27日午後10時現在）
2021年07月27日
2021年7月27日
東京電力ホールディングス株式会社
本日（7月27日）午後10時現在の福島第一原子力発電所における台風8号の影響についてお知らせいたします。
台風8号の接近に伴い、福島第一原子力発電所では、台風情報を注視するとともに、プラント関連パラメータの監視を強化しておりますが、7月27日午後10時時点で、プラント関連パラメータや発電所敷地内のモニタリングポスト、ダストモニタ、構内排水路モニタの値に有意な変動はありません。また、建屋滞留水水位については、サブドレン水位との水位差は確保されていること、ならびに主要設備への影響がないことを確認しております。
なお、これまでの降雨量（累積）および最大瞬間風速（地上10m付近）については以下のとおりです。
・7月26日午前0時から7月27日午後9時までの降雨量（累積）：121mm
・7月26日午前0時から7月27日午後9時までの最大瞬間風速：16.8m/s （7月27日午後7時17分観測）
引き続き、台風情報を注視するとともに、発電所への影響の有無について監視を継続してまいります。また、台風通過後、作業員の安全を確保したうえで、パトロールを実施し、発電所の状況について確認してまいります。
＜参考：台風8号の接近に伴う主な対策＞
・資機材、ケーブル、ホース等の固縛・養生等による飛散防止を実施
・コンテナや仮設ハウス等の固定・固縛の再確認を実施
・重機転倒防止策として、構内の大型の移動式クレーン等はアンカーウェイトによる固定等を実施
・建屋に水が流入する恐れがある箇所について、パトロールおよび必要に応じて養生を実施
・タンク堰内雨水については、雨水回収タンクへ移送を実施
・排水路等からの漏えい拡大防止処置として、土嚢（含む、ゼオライト土嚢）と吸引作業車を準備
以 上
