2017年08月04日

2017年8月4日
東京電力ホールディングス株式会社

 本日8月4日、午前11時47分、福島第一原子力発電所敷地境界付近のモニタリングポスト(以下、「MP」という。)No.4近傍に設置しているダストモニタにおいて、放射能濃度が上昇したことを示す「高警報」が発生した件についての続報です。

 当該ダストモニタ「高警報」が発生した際に使用していたろ紙について、ガンマ核種分析を行った結果、天然核種(ビスマス:Bi-214)以外の核種は検出されませんでした。

 <警報発生時のろ紙>
 ・Bi-214:5.7×10^-8Bq/cm3

 当該ダストモニタの「高警報」が発生した原因については、以下のことから、当該ダストモニタ付近の天然核種の影響によるものと推定しました。
 ・ダスト濃度上昇時の各プラントパラメータに異常がないこと
 ・当該ダストモニタ以外の敷地境界付近ダストモニタ、MP、構内ダストモニタ等に異常がないこと
 ・当該ダストモニタ周辺において、ダスト上昇に繋がるような作業は行っていないこと
 ・人工核種が検出されていないこと

 また、念のため当該ダストモニタの交換を実施し、交換後、当該ダストモニタを午後1時18分に起動しました。指示値については、通常値付近で安定しております。

 

以 上

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