2017年07月12日

2017年7月12日
東京電力ホールディングス株式会社

 本日発生した、福島第一原子力発電所敷地境界付近のモニタリングポストNo.7付近に設置しているダストモニタにおいて「高警報」が発生した件の続報です。

 当該ダストモニタ「高警報」が発生した際に使用していたろ紙について、ガンマ核種分析を行った結果、天然核種(ビスマス:Bi-214)以外の核種は検出されませんでした。

 <警報発生時のろ紙>
 ・Bi-214:1.2×10^-7Bq/cm3

 当該ダストモニタの「高警報」が発生した原因については、以下のことから、当該ダストモニタ付近の天然核種の影響によるものと推定しました。
 ・ダスト濃度上昇時の各プラントパラメータに異常がないこと
 ・当該ダストモニタ以外の敷地境界付近ダストモニタ、モニタリングポスト、構内ダストモニタ等に異常がないこと
 ・当該ダストモニタ周辺において、ダスト濃度上昇に繋がるような作業は行っていないこと
 ・風向が南南東からの風(発電所構外からの風)であったこと
 ・人工核種が検出されていないこと

 また、念のため当該ダストモニタの交換を実施し、午前10時47分に起動しました。指示値については、通常値付近で安定しております。

以 上

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