2016年07月03日

2016年7月3日
東京電力ホールディングス株式会社

 本日(7月3日)午前7時7分頃に、当該ダストモニタにおいて「高警報」が発生した際に使用していたろ紙、および当該ダストモニタ近傍で採取したダストサンプリングについて、ガンマ核種分析を行った結果、天然核種(ビスマス:Bi-214)以外の核種は検出されませんでした。核種分析結果は、下記のとおりです。

 <警報発生時のろ紙>
 ・ビスマス(Bi-214):2.3×10-8Bq/cm3

 <当該モニタ近傍のダストサンプリング結果>
 ・ビスマス(Bi-214):6.1×10-7Bq/cm3

 当該ダストモニタの「高警報」が発生した原因について調査した結果、以下のことから、当該モニタの機器異常の可能性があると考えております。
 ・ダスト濃度上昇時の各プラントパラメータに異常がないこと
 ・当該モニタ以外の敷地境界ダストモニタ、モニタリングポスト、構内ダストモニタ等に異常がないこと
 ・当該モニタ周辺において、ダスト上昇に繋がるような作業は行っていないこと
 ・核種分析の結果、天然核種(ビスマス:Bi-214)は確認されたが、「高警報」
  (警報設定値:1.0×10-5Bq/cm3)に至らない濃度であること
 ・ろ紙を交換していない状態で、警報がクリアしていること
  (通常、ダストを感知した場合、ろ紙を交換しないと警報はクリアしない)

 当該ダストモニタについては、念のため、本日午後0時55分から午後1時20分にかけて、機器の交換を実施し、交換後の指示値は通常値を示していることを確認しました。
 なお、機器異常の可能性があるダストモニタについては、点検を実施してまいります。

以 上

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