福島第一原子力発電所敷地境界付近のダストモニタ1箇所における高警報の発生について(続報4)
2016年06月01日
2016年6月1日
東京電力ホールディングス株式会社
本日(6月1日)発生した、福島第一原子力発電所敷地北側境界付近のMP2近傍に設置しているダストモニタにおける「高警報」の発生に関する続報です。
当該ダストモニタの「高警報」が発生した原因について調査した結果、以下のことから、当該モニタの機器異常であると判断しております。
・ダスト濃度上昇時の各プラントパラメータに異常がないこと
・当該モニタ以外の敷地境界ダストモニタ、モニタリングポスト、構内ダストモ
ニタ等に異常がないこと
・当該モニタ周辺において、ダスト上昇に繋がるような作業は行っていないこと
・核種分析の結果、天然核種(ビスマス:Bi-214)は確認されたが、「高警報」
(警報設定値:1.0×10^-5Bq/cm3)に至らない濃度であること
・ろ紙を交換していない状態で、警報がクリアしていること
(通常、ダストを感知した場合、ろ紙を交換しないと警報はクリアしない)
また、核種分析結果は、以下のとおりです。
<1回目の警報発生時のろ紙>
・Bi-214:2.5×10^-8Bq/cm3
<2回目の警報発生時のろ紙>
・全て検出限界値未満
(Bi-214の検出限界値:3.2×10^-8Bq/cm3)
<当該モニタ近傍のダストサンプリング結果>
・Bi-214:7.7×10^-7Bq/cm3
なお、機器異常と判断したダストモニタについては、メーカーにて点検を実施してまいります。
本件については、資料を当社ホームページに掲載しておりますので、あわせてお知らせいたします(以下、URL)。
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2016/images1/handouts_160601_11-j.pdf
以 上