余震に伴う津波への対応策について
平成23年4月30日 東京電力株式会社 ■余震に伴う津波の想定 東北地方太平洋沖地震の震源域よりも沖側(東側)において、マグニチュード 8級の余震に伴う津波の発生を想定した。 ■想定した津波により予想される浸水域 上記の余震により想定される津波は、3月11日の地震に伴い発生した津波より 小さいものの、標高4m盤の海側エリア(1~6号機付近)で浸水するととも に、防波堤の南側から陸上へ遡上し、標高10m盤の主要建屋設置エリア南側 (3,4号機付近)で浸水する可能性がある。 ■津波への対応策 津波による主要建屋設置エリア南側への浸水を防止するために、想定津波高を 上回る高さの仮設の防潮堤を標高10m盤に設置するほか、トレンチ立坑からの 滞留水(汚染水)の溢水防止対策を実施する。 さらに、想定を上回る津波が来襲した場合であっても、原子炉および使用済燃 料プールの冷却機能を維持することができるよう、分電盤および原子炉注水ポ ンプ専用仮設ディーゼル発電機の高台への移設など、各種の対策を実施してい る。
以 上
・参考資料1:【参考】津波への対応策一覧(PDF 64.4 KB)
・参考資料2:仮設防潮堤の構造(PDF 93.3 KB)