東京電力の４月の販売電力量は，対前年伸び率0.8％増の208.4億kWhと12ヶ月ぶりに前年実績を上回りました。

（需要の内訳）
・家庭用などの「電灯」は，検針日数が前年に比べ長かったことや，気温が前年に比べ低めに推移し暖房需要が増加したことなどから，対前年伸び率7.8％増と４ヶ月ぶりに前年実績を上回りました。

・ビル・商業施設などの「業務用」は，契約電力が減少していることなどから，対前年伸び率▲3.8％減と21ヶ月連続で前年実績を下回りました。

・工場など産業用の主力である「大口電力」は，機械（10ヶ月連続），化学（12ヶ月連続），鉄鋼（３ヶ月ぶり），非鉄金属（２ヶ月連続），紙パルプ（９ヶ月連続），窯業土石（13ヶ月連続）など主要業種が前年実績を下回ったことから，対前年伸び率▲3.5％減と13ヶ月連続で前年実績を下回りました。