東京電力の12月の販売電力量は，対前年伸び率▲5.2％減の215.5億kWhと２ヶ月ぶりに前年実績を下回りました。

（需要の内訳）
・ 家庭用などの「電灯」は，検針期間が前年同月に比べて短かったこと，11月から12月の気温が前年に比べて高めに推移し，暖房需要が減少したことなどから，対前年伸び率▲10.9％減と２ヶ月ぶりに前年実績を下回りました。

・ ビル・商業施設などの「業務用」は，11月から12月の気温が前年に比べて高めに推移し，暖房需要が減少したことなどから，対前年伸び率▲4.3％減と５ヶ月連続で前年実績を下回りました。

・工場など産業用の主力である「大口電力」は，機械（２ヶ月ぶり），化学（３ヶ月連続），鉄鋼（８ヶ月連続），紙パルプ（６ヶ月連続），食料品（１０ヶ月連続）など主要業種が前年実績を上回ったことから，対前年伸び率 2.0％増と３ヶ月連続で前年実績を上回りました。