福島第二原子力発電所トップ
 
 


タイトル
(平成15年8月28日)
  
 
福島第二原子力発電所における不適合是正管理状況について
 
平成15年8月28日
東京電力株式会社
福島第二原子力発電所
 
 当発電所における不適合の発生と是正活動状況について、平成15年6月、7月の不適合管理委員会での審議状況をお知らせいたします。
1.発表済の事象
発生日 場 所 件名及び概要 備 考
5月22日 3号機 件名:制御棒ハンドル部の点検ならびに報告について
 原子力安全・保安院の指示により制御棒1本のハンドル部の点検を実施した結果、ガイドローラ取付部に微小なひびが確認され、点検状況を原子力安全・保安院に報告しました。ひびの原因は応力腐食割れと推定され、制御棒の機能ならびに安全性に問題はありませんが、調査のため当該制御棒を交換いたします。


5月28日
発表済


区分As
6月11日
6月12日
3号機 件名:定期検査状況について
 超燃料装荷作業中に、炉心上部格子板の上や使用済燃料プール内の燃料集合体の上に、チャンネルボックスの剥離片や糸くずなどが確認され、回収作業を行いました。いずれも、原子炉の安全性に影響を及ぼすものではありません。


6月13日
発表済

区分As
6月14日 3号機 件名:燃料装荷作業の中断について
 燃料装荷作業中に、燃料を装荷したセルのうち1ヶ所に、制御棒が挿入されていないことを確認したため、燃料装荷作業を中断し、当該制御棒を挿入しました。外部への放射能の影響はありません。

6月15日
発表済

区分As
7月14日 2号機 件名:原子炉再循環系配管の点検終了および補修について
 原子炉再循環系配管の超音波探傷検査の結果、6個の継手にひびが確認されました。また、原子炉圧力容器と原子炉再循環系配管の接続部のうち近年点検を行っていない7個の継手の超音波探傷検査の結果、異常は認められませんでした。


7月15日
発表済


区分As
7月28日 3号機 件名:制御棒の点検状況について
 原子力安全・保安院の指示により制御棒1本のハンドル部の点検を実施した結果、ガイドローラ取付部に微小なひびが確認されました。その後、当該制御棒のその他の部位について目視点検を実施した結果、ハンドル部とシース部をつなぐ溶接部近傍にひびが確認されました。また、当該制御棒とは中性子吸収材の異なる使用済制御棒6本について目視点検を実施した結果、5本のハンドル部ガイドローラ取付部および6本全てのハンドル部とシース部をつなぐ溶接部近傍にひびが、また、4本のシース表面にひびらしきものが確認されました。いずれも制御棒の機能ならびに安全性に影響はありません。





7月29日
発表済




区分As
7月31日 2号機 件名:シュラウドの点検終了について
 シュラウドの超音波探傷検査の結果、50ヶ所にひびが確認されました。
7月31日
発表済

区分As
 
2.上記1以外で安全協定に基づき地方自治体へ通報連絡した事象
○該当する事象はありません。
 
3.その他の不適合事象
○原子力発電所では、設備の健全性を維持し、安全運転を継続するため、発電所設備の定期検査
  や運転中の巡視点検、定例試験、点検・修理等を行っております。
  その中で、「不適合」が発見された場合には、「不適合管理マニュアル」に基づき、必要な是正
  処置を講じることとしております。
○平成15年6月1日~7月31日間に不適合管理委員会で審議された「不適合」は、前記の1,2項
  の事象を含め、553件ありました。
  そのうち、是正処置を講じ処置完了した件数は、176件でした。
○平成15年4月1日~7月31日間に不適合管理委員会で審議された「不適合」は、累計で1,187件
  ありました。
  そのうち、是正処理を講じ処置完了した件数は、累計で544件でした。
  (詳細については 別添参考資料参照)

 ※:「不適合」の定義(JEAG4101-2000より)
    本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)


4.不適合管理グレード分け(不適合管理委員会にて決定)
  ○As区分:法律、大臣通達、安全協定に基づく報告事象
  ○A  区分:保安規定に係わる不適合事象
           国、地方自治体へ情報提供した事象
  ○B  区分:国の検査に係わる不適合事象
          運転監視の強化が必要な事象
  ○C  区分:当直の巡視点検で発見した事象
  ○D  区分:通常のメンテナンス範囲内の事象
  ○対象 外:消耗品の交換等の事象


その他の事例
発生日 場 所 件名及び概要 備 考
6月20日 3号機 件名:残留熱除去系水抜配管RT撮影における影の確認
 小口径配管点検において、当該箇所の総斜線透過試験(RT)を実施したところ、配管内部に影を確認したため、配管を切断し、内容物を取り出し、配管を復旧しました。内容物(長さ53mm、直径2mm)は分析の結果、溶接時に使用するタングステン電極棒であることが判明しました。なお、タングステン電極棒は、建設当時に混入したものを推定しております。
区分A

                                                       以 上
  
 
参考資料

 詳細 全体不適合発生・処理状況(PDF 18.2kb)

 詳細 1号機不適合状況(PDF 14.4kb)

 詳細 2号機不適合状況(PDF 14.3kb)

 詳細 3号機不適合状況(PDF 14.4kb)

 詳細 4号機不適合状況(PDF 14.3kb)

 詳細 集中環境施設状況(PDF 13.1kb)

 詳細 その他不適合状況(PDF 13.1kb)

pdfデータをご覧になるにはAcrobatリーダーが必要です。



menu

ページの先頭へ戻ります

公式アカウント:
  • 東京電力 公式Xアカウントのご案内ページへリンクします
  • facebook公式アカウントサイトへリンクします
  • Instagram公式アカウントサイトへリンクします
  • youtube公式アカウントサイトへリンクします
  • 東京電力 公式LINEアカウントのご案内ページへリンクします