不適合管理委員会報告情報（平成17年4月22日、23日分）｜原子力

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平成１７年度不適合管理委員会報告情報（平成１７年４月２２日、２３日分）

　
◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為（判断）とは異なる行為（判断）を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。

平成17年4月22日（金）、23日（土）に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。

[ 凡　例 ]

公表区分	事象の概要	主な具体例
区分１	法律に基づく報告事象等の重要な事象	・計画外の原子炉の停止　・発電所外への放射性物質の漏えい　・非常用炉心冷却系の作動　・火災の発生　　など
区分２	運転保守管理上、重要な事象	・安全上重要な機器等の軽度な故障　　　（技術基準に適合する場合）　・管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい　・原子炉等への異物の混入　　など
区分３	運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象	・計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化　・原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障　・主要パラメータの緩やかな変化　・人の負傷または病気の発生　　など
その他	上記以外の不適合事象	・日常小修理　　など

　　区分１　：　該当なし

区分２　：　1件
No.	号機等	不適合件名	備　考
1	4号機	福島第二原子力発電所４号機における給水系サンプリングノズル折損の確認について	・４月２２日公表済

　　区分３　：　該当なし

その他
No.	号機等	不適合件名	備　考
1	1号機	放射性液体廃棄物処理系ストームドレン受ポンプ（Ｂ）グランド部において、グランド水の多いことが認められたため、グランド調整
2	1号機	廃棄物処理系補機冷却海水ポンプ（Ｂ）グランド部において、グランド水の多いことが認められたため、グランド調整
3	1号機	制御棒（８本）の引抜操作おいて、エアの噛み込みにより、引抜き動作不良が認められたため、駆動水のエアー抜き
4	1号機	試料採取系原子炉冷却材浄化系ろ過脱塩器（Ａ）出口サンプリンラインのコンフローの指示不良、また、第一給水加熱器出口導電率及び溶存酸素流量計の指示不良が認められたため、コンフロー及び指示計の点検
5	1号機	原子炉圧力上昇操作において、残留熱除去系（Ｂ）系「両側差圧低」表示が自然にリセットされたことが認められたため、対応を検討
6	1号機	原子炉冷却材浄化系再生熱交換器胴側出口温度及び管側出口温度記録計において、動作不良が認められたため、記録計を点検
7	1号機	定検起動時、主蒸気逃がし安全弁（ＡＯ－Ｆ００１Ｒ）他７台において、排気温度の上昇が認められたため、当該安全弁をハンマリング
8	1号機	Ｄ/Ｗ内高電導度廃液発生積算流量計のカウントが認められたため、Ｄ／Ｗクーラードレン量を調査
9	1号機	グランド蒸気排風機（Ｂ）反カップリング軸受温度指示（ＴＲＳ－６０１）が他の測定ポイントと比較して高めであることが認められたため、温度検出器の点検と端子台の清掃
10	1号機	空気抽出系駆動用蒸気圧力調整弁（ＰＣＶ－Ｆ００５）において、動作の遅いことが認められたため、当該弁を点検
11	1号機	定検起動時、主冷凍機（Ａ，Ｂ，Ｃ）の系統負荷が少なかったことにより、停止したため、主冷凍機運転台数を調整
12	1号機	復水脱塩装置の通水時、出口導電率の指示が高めであることが認められたため、検出セルを洗浄
13	1号機	制御棒（２本）の引抜操作おいて、エアの噛み込みにより、引抜き動作不良が認められたため、駆動水のエアー抜き
14	1号機	主発電機界磁遮断器投入後、「発電機水素ガス温度高」の表示が発生したため、発電機水素冷却器冷却水のエアー抜き
15	1号機	主タービン第７軸受メタル温度計（ＴＥ－００７Ｂ）において、指示不良が認められたため、温度検出器を点検
16	1号機	制御棒（４本）の引抜操作おいて、エアの噛み込みにより、引抜き動作不良が認められたため、駆動水のエアー抜き
17	3号機	原子炉給水ポンプ駆動用蒸気タービン（Ａ）ターニング装置点検において、締付ボルトの不良及びスプロケットキーの間隙値許容値外れが認められたため、ボルト及びスプロケットキーを交換
18	3号機	補機冷却海水系電解鉄イオン供給ポンプ（Ａ）の点検において、シャフトスリーブ外径の許容値外れが認められたため、当該スリーブを交換
19	3号機	補機冷却海水系電解鉄イオン供給ポンプ（Ａ）の点検において、ケーシング及びケーシングカバーに腐食が認められたため、当該部を補修
20	3号機	タービン補機冷却系熱交換器（Ｂ）の点検において、残肉率許容値外れの伝熱管（２本）が認められたため、当該伝熱管に施栓
21	3号機	原子炉再循環ポンプ（Ａ）の空気作動弁点検において、シールキャビティドレン弁（ＡＯ－Ｆ０１９Ａ）端子箱ケーブル保護管の破損が認められたため、ケーブル保護管を交換
22	3号機	主復水器細管洗浄装置ボール循環ポンプ点検において、ノゾキカバーフランジ面に腐食が認められたため、当該部を補修
23	3号機	タービン駆動原子炉給水ポンプ（Ｂ）の点検において、基礎ボルトにかじりが認められたため、ボルトを交換
24	3号機	主復水器細管洗浄装置ボール循環ポンプの点検において、サクカバー点検口のフランジ部に腐食が認められたため、当該部を補修
25	3号機	原子炉格納容器調気系ドライウェル出口弁（ＡＯ－Ｆ０１９）点検において、接続ボルトのかじり及びネジ山の損傷が認められたため、当該ボルトの交換及びネジ山の補修
26	4号機	復水ろ過装置樹脂移送配管フローグラスの点検において、ガラスの破損が認められたため、フローグラスを交換
27	4号機	原子炉再循環ポンプ（Ａ）メカシールパージ水配管２次ベント弁（Ｆ５１１Ａ）において、グランドパッキン受けワッシャーに割れが認められたため、受けワッシャーを交換
28	4号機	復水浄化系クリーンナプ電動弁（Ｆ０４０Ｃ）の点検において、リミトルク用ケーブルコネクターの破損が認められたため、ケーブルコネクターを交換
29	4号機	主復水器第２水室入口弁（Ｆ００５Ｄ）他２弁の点検において、弁のライニング剥離が認められたため、ライニング補修
30	4号機	第２給水加熱器（Ａ）ドレンタンクの弁の点検において、ドレンタック水位計（ＬＳ－０３３Ａ）テスト弁の弁棒に腐食が認められたため、当該弁を点検
31	4号機	第２給水加熱器（Ｂ）ドレンタンクの弁の点検において、ドレンタンク水位計（ＬＳ－０３３Ｂ）ドレン弁の弁棒に腐食が認められたため、当該弁を点検
32	4号機	主復水器（Ｂ－２）出入口機器フランジボルト及びボルト穴において、腐食が認められたため、当該ボルトを交換
33	4号機	第４給水加熱器（Ａ）水位計（ＬＳ－０６３Ａ）他２台の点検において、入口弁（ＬＳ－０６３ＡのＨ側）他２弁の弁棒に腐食が認められたため、当該弁を点検
34	4号機	第３給水加熱器（Ｂ，Ｃ）の点検において、防熱板保護バンドに浮き上がりが認められたため、当該部を溶接補修
35	4号機	原子炉補機冷却系第二次熱交換器（Ｂ）鉄イオン供給隔離第一次弁（Ｆ３１３Ｂ）他１弁の点検において、弁体入口側の変形が認められたため、弁体を交換
36	4号機	燃料装荷作業中、制御棒引抜阻止の表示が発生し、原子炉手動制御系引抜阻止及び挿入ランプが点灯したため、対応を検討
37	4号機	第２給水加熱器ドレンクーラ（Ｂ）入口配管肉厚測定において、測定値の判定基準値外れが認められたため、対応を検討
38	1.2号廃棄物処理設備	計装用圧縮空気系空気除湿装置出口圧力計（ＰＩ－０１６）において、指示不良が認められたため、当該圧力計を点検

（お問い合わせ）
　福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
　電　話　０２４０－２５－１３５３

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