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平成15年度 不適合管理委員会報告情報(平成15年12月26日分)

 
◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。


平成15年12月26日(金)に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。

[ 凡 例 ]
公表区分 事象の概要 主な具体例
区分 1 法律に基づく報告事象等の重要な事象  ・ 計画外の原子炉の停止
 ・ 発電所外への放射性物質の漏えい
 ・ 非常用炉心冷却系の作動
 ・ 火災の発生  など
区分 2 運転保守管理上、重要な事象  ・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
   (技術基準に適合する場合)
 ・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
 ・ 原子炉等への異物の混入  など
区分 3 運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象  ・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
 ・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
 ・ 主要パラメータの緩やかな変化
 ・ 人の負傷または病気の発生  など
その他 上記以外の不適合事象  ・ 日常小修理  など


   区分 1 : 該当なし

   区分 2 : 該当なし

   区分 3 : 該当なし

   その他
No. 号機等 不適合件名 備 考
1 1号機 エリア放射線モニタの記録計の記録紙押さえ部が広がり、チャート送りが空回りしているため、記録紙押さえ部を修理  
2 1号機 発電機防災設備の操作用窒素ガスボンベ出口弁のグランド部より、リークが認められたため、弁を点検  
3 1号機 タービン第一段蒸気室の記録計指示には変化がないにもかかわらず、内外面メタル温度差のプリアラームが発生したため、アラーム回路を点検  
4 2,3,4号 シュラウド中間胴等のひびに関する「3,4号機原子力発電設備の健全性評価等に関する報告書」等に誤記等が認められたための報告と訂正  
5 2号機 循環水系の電動弁開閉試験時、弁駆動部のモータから異音が認められたため、モータベアリングを交換  
6 2号機 シュラウド修理工事において、工具のLフックが上部格子板に引っかかり折損したため、Lフック折損部品を回収  
7 2号機 非常用ディーゼル発電機試運転後、始動用空気ドレン管よりエアー漏れが認められたため、始動空気電磁弁バイパスシートを交換  
8 2号機 非常用ディーゼル発電機(A)の排気弁座点検の結果、3個の弁座に指示模様が認められたため、排気弁座を交換  
9 2号機 残留熱除去系(B)の点検時、ウオーム&トルクスプリング部のベアリングに摩耗が認められたため、ベアリングを交換  
10 2号機 プロセス放射線モニタのサンプリングラックの漏洩確認を実施したところ、減圧弁よりカニ泡程度のリークが認められたため、減圧弁を修理  
11 2号機 第16サイクル炉心設計におけるチャンネル曲がり評価の解析プログラム入力誤りによる、評価の誤りが認められたため、プログラムを訂正し再評価  
12 3号機 復水器連続洗浄装置の循環配管(B)の貝排出ライン配管継ぎ手部より、漏洩が認められたため、配管継ぎ手部を修理  
13 4号機 非常用ガス処理系の排ガス放射線モニタサンプリングのフィルタホルダーに歪みがあり、ホルダーが開かないため、ホルダーを修理  
14 4号機 補機冷却海水系の点検時、配管ライニングの剥がれが2箇所認められたため、ライニング剥がれ部をガラスフレーク塗装  
15 4号機 主蒸気隔離弁のグランド漏洩検出配管の点検時、配管の減肉が認められたため、配管を修理  
16 4号機 補機冷却海水系の熱交換器点検時、冷却管渦流探傷検査の結果、残肉率50%未満の冷却管が一本認められたため、冷却管を閉止栓修理  
17 1・2号廃棄物処理設備 高電導度サンプル槽(A)攪拌弁の駆動部のゴムパッキンが破損していたため、ゴムパッキンを交換  
18 3・4号廃棄物処理装置 雑固体焼却設備の灰ドラム取扱用ホイストクレーンの点検時、集電子に曲がりが認められたため、集電子を交換  
19 3・4号廃棄物処理装置 固化系の乾燥機三方弁ヒータ(B)の点検時、中継端子箱内の端子台に破損が認められたため、端子台を交換  
20 3・4号廃棄物処理装置 雑固体焼却設備のドラム昇降機の点検時、リミットスイッチのケーブル断線及びフレキシブルチューブの破損が認められたため、ケーブル及びフレキシブルチューブを交換  
21 3・4号廃棄物処理装置 固化系の固化材注入弁がシートリークしているため、固化材注入弁を点検  
22 その他 水処理装置の点検時、純水系(B)のH塔差圧変換器のコンピュータ指示レンジが0~0.245MPaであるべきところ、0~0.200MPaに設定されていたため、レンジを0~0.245MPaに変更  

(お問い合わせ)
 福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
 電 話 0240-25-1353

過去のデータは、こちらをクリックしてください。
● 平成15年11月分
● 平成15年12月分


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