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福島第二原子力発電所3号機シュラウド健全性の監視ならびに点検について |
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平成16年3月5日
東京電力株式会社
福島第二原子力発電所
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当所3号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)のシュラウドにつきましては、今回の定期検査期間中に確認されたシュラウド溶接線(H3、H4)近傍のひび(3箇所)について、ひびの除去ならびに除去部表面の応力緩和措置を実施いたしました。(平成15年6月5日お知らせ済み)
3号機シュラウドのひび除去部につきましては、既に構造強度評価などを行い健全性に問題のないことを確認しており、また、応力緩和措置を施していることから当該部に新たなひびの発生は少ないと考えられますが、当該部については、放電加工による除去を初めて施工したことや、中性子照射の影響等も考えられることから、今後の運転中における監視、ならびに次回定期検査以降における点検について次のように実施してまいります。
○運転中においては、炉心流量、炉心支持板差圧などのパラメーターを毎日確認
することによりシュラウド機能の健全性を監視し、その結果については県および
立地町等へ「発電所の保守運転状況」にて毎月報告するとともにホームページに
掲載いたします。また、所在町情報会議や記者懇談会等の場を通して広く県民
の皆さまにお知らせいたします。
○点検につきましては、次回定期検査時にひび除去部の目視点検を実施、また、
次回定期検査以降は当面の間、隔年の点検を実施し、ひび発生の有無等当該
部の健全性確認を行うとともに、安全上の知見の蓄積に努めてまいります。な
お、これら点検結果についても広く県民の皆さまにお知らせいたします。
なお、これら健全性確認につきましては、今後の監視ならびに点検結果を踏まえて、適宜計画の見直しを行うことといたします。
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