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定期検査中の福島第二原子力発電所3号機における警報の発生について |
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平成17年2月4日
東京電力株式会社
福島第二原子力発電所 |
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当所3号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)につきましては、平成16年12月2日より第13回定期検査を実施しておりますが、昨日、地震検出器等に電源を供給している充電器盤を取り替えるために仮設電源につなぐ作業を実施していたところ、午後5時45分頃、「B系原子炉自動スクラム*1」、「地震加速度大トリップ*2」の警報が発生いたしました。
原因を調査したところ、当該作業を行う際にはスクラム信号などを発生させる回路が動作しないような処置を施しますが、この処置の復旧が適切に行われていなかったため警報が発生したものと推定いたしました。
詳細については調査中です。
なお、当該事象は警報のみが発生したもので、原子炉の燃料はすべて取り出されている状態であり、安全上の問題はありません。
これによる外部への放射能の影響はありません。
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以 上 |
*1:B系原子炉自動スクラム
原子炉を緊急停止するための信号ですが、片系統だけ発生した状態では制御棒は動作しません。
スクラム信号はA・B両系が発生することで制御棒を全挿入し、原子炉を緊急停止させます。
*2:地震加速度大トリップ
原子炉建屋内に設置された地震計が高震度を感知したときに原子炉を緊急停止するために発生す
る信号です。
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