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平成16年12月9日

協力企業作業員の負傷について

  当所1号機は定期検査中ですが、平成16年12月8日午後3時10分頃、原子炉建屋内(管理区域*1)において、残留熱除去系蒸気凝縮配管*2の切断作業を行っていたところ、切断した際に吊り下げていた配管が振れ、配管を保持していた作業員が、配管と横に設置してあった鋼材との間に右手をはさみ手の甲を負傷しました。
  応急処置後、病院に搬送して治療を行い、その後、作業員は事務所に戻りました。
  原因は、配管を吊っていたチェーンが配管中心よりずれていたが、配管振れ止め対策を十分に行なわなかったためと分かりました。

  今後は、重量物配管の切断作業を行う際は、配管振れ止め対策を十分に行うこととし、安全確保に努めてまいります。
  なお、放射性物質による汚染はありません。
以 上
*1管理区域
   放射線による無用な被ばくを防止するため、また、放射性物質による放射能汚染
   の拡大防止を図るため管理を必要とする区域。

*2残留熱除去系蒸気凝縮配管
   原子炉が高温高圧の状態で隔離された場合に、原子炉の崩壊熱を除去するた
   めに、原子炉の蒸気を直接、残留熱除去系熱交換器へ導くための配管。



  「当社原子力発電所における不適合事象の公表方法の見直しについて」(平成15年11月10日
お知らせ済み)における、区分3に該当するものとしてホームページに掲載したものです。



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