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平成16年9月29日

2号機原子炉隔離時冷却系の定例試験結果の不適合について


  2号機は調整運転中ですが、9月27日に実施した原子炉隔離時冷却系定例試験の試験結果において、同系統のポンプの揚程値(ポンプの汲み上げ能力)がわずかに判定基準を満たしていないことが、9月28日午前11時頃判明しました。
  このため同日、再度試験を行い、ポンプの吐出圧力を調整し、揚程値が判定基準を満たしており設備上に問題はないことを確認しました。
  原因調査を行った結果、判定値を求める換算式の記載がわかりにくい表現であったことから計算を誤り、判定値を満たしていない状況にもかかわらず、判定値を満たしていると判断したものと推定されました。
  今後は、当該定例試験の判定値を求める換算式を定例試験成績書に記載して表現を明確にし、再発防止を図ってまいります。
  なお、本事象によるプラントの安全性への影響はありません。

以 上


原子炉隔離時冷却系
   何らかの原因により、通常の給水系が使用不可となり、原子炉水位が低下した場合等において、
  原子炉の蒸気を駆動源にしてポンプを回し、原子炉の水位確保および炉心の冷却を行う系統です。
  なお、本系統は非常用炉心冷却系ではありません。



  これは、「当社原子力発電所における不適合事象の公表方法の見直しについて」(平成15年11月10日お知らせ済み)における、区分3に該当するものとしてホームページに掲載したものです。



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