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平成16年8月30日

1,2号機廃棄物処理建屋における水溜まり等の発見について

  当所1,2号機廃棄物処理建屋※1において、平成16年8月29日午前1時10分頃、パトロール中の作業員が、2階洗濯廃液蒸留水ポンプ(A)室
※2
の床に水溜まりおよび水溜まり跡のあることを発見いたしました。
その後、同日午前1時35分頃、地下2階の濃縮洗濯廃液ポンプ(A)室
※3の床に水溜まりおよび水溜まり跡があり、濃縮洗濯廃液ポンプ(B)室の床に水溜まり跡があることを発見しました。
このため、同系統の全てのファンネル周辺を確認したところ、同日午前5時28分頃、地下2階の濃縮廃液試料採取盤(B)室
※4の床にも水溜まり跡があることを発見しました。いずれの場所においても漏えいは止まっており、各室内に設置してあるファンネル※5より溢れでたものと推定されます。
漏えいした水は、洗濯廃液蒸留水ポンプ(A)室では約1.5リットル、放射能量は約6.6×102ベクレル、濃縮洗濯廃液ポンプ(A)室では約0.3リットル、放射能量は約4.0×103ベクレルで、また、水溜まり跡の表面汚染密度は最大で1.4×10-1ベクレル/cm2でした。
 原因は、いずれの漏えいについても、3階のファンネルより洗濯廃液処理系加熱缶
※6洗浄作業にて発生した残水(約100リットル)を排水した際に、排水配管の途中に閉塞部があることによりスムーズな排水がされず、各階にある当該ファンネルより溢れ出たものと推定されますので、今後、排水配管の調査ならびに清掃を実施いたします。
なお、水溜まりおよび水溜まり跡については、清掃を実施いたしました。
これによる外部への放射能の影響はありません。

以 上
※1 廃棄物処理建屋
    
原子力発電所内で発生した液体および固体廃棄物等を処理する建屋
※2 洗濯廃液蒸留水ポンプ室
    
管理区域内で使用した作業服を洗濯した際に発生する水を濃縮処理し
    
た後、蒸留した水をタンクへ送るポンプが設置された部屋
※3 濃縮洗濯廃液ポンプ室
    
管理区域内で使用した作業服を洗濯した際に発生する水を濃縮処理し
    
た際、発生した濃縮廃液をタンクへ送るポンプが設置された部屋
※4 濃縮廃液試料採取盤室
    
濃縮廃液を分析するために廃液を採取する設備が設置された部屋
※5 ファンネル
    
配管や機器のドレン水やベント水をサンプタンクに導く際に中間で水を受
    ける、いわゆる中間枡のようなもの
※6 洗濯廃液処理系加熱缶
    
管理区域内で使用した作業服を洗濯した際に発生する水を濃縮処理す
    る過程で廃液を加熱する設備
図


  「当社原子力発電所における不適合事象の公表方法の見直しについて」(平成15年11月10日
お知らせ済み)における、区分3に該当するものとしてホームページに掲載したものです。



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