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関西電力美浜発電所3号機蒸気漏れ事故に係わる
東京電力の配管点検状況の確認結果について



  当社は、関西電力美浜発電所3号機における蒸気漏れ事故に関して、当社福島第一・第二原子力発電所および広野火力発電所における配管の点検状況を確認いたしました。その結果、配管の点検対象箇所の漏れはなく、適切に管理されていることを確認いたしましたので、お知らせいたします。当社といたしましては、今後とも、安全の確保を最優先に発電所の運営にあたってまいります。

1.当社原子力発電所の調査結果について
  国からの指示に基づき、調査対象配管(復水系統、給水系統、主蒸気系統、抽気系統およびドレン系統の配管)に対して、対象箇所に抽出もれのないこと、当社の管理方法が適切であること、ならびに配管の減肉管理が適切に実施されていることを以下のとおり確認し、8月18日、経済産業大臣に報告書を提出いたしました。
(1)福島第一・第二原子力発電所における点検対象箇所数
福島第一 1号機 2号機 3号機 4号機 5号機 6号機 合 計
1066 2123 2303 1858 2405 2733 12488
福島第二 1号機 2号機 3号機 4号機 合 計
2801 3133 2837 2627 11398
(2)当社原子力発電所では、配管内の流体(水、蒸気)の環境と配管の材質に応じた配管減
  肉管理を実施しています。
(3)調査結果
 ・当社の管理方法が適切であること、また、管理対象箇所に抽出漏れがないことを確認い
  たしました。
 ・減肉が著しいと考えられる配管で、早急な対策材への交換が望ましい配管については、
  すでにすべての発電所で対策材への取替が終了しています。
 ・その他の配管については、必要な肉厚が確保されていることを確認いたしました。
 以上より、当社における配管の減肉管理は適切に実施されていると判断いたしました。

図面



2.当社火力発電所の調査結果について
  国からの指示に基づき、減肉の可能性がある主蒸気系統、再熱蒸気系統、復水系統、給水系統、抽気系統およびドレン系統の配管肉厚に係る非破壊検査の実施の有無ならびにその実施方法について調査した結果、全てのプラント(点検実施時期に達していない広野火力5号機などの新設プラントを除く)において、「点検手入れマニュアル」に則り、非破壊検査が行われていることを確認し、8月18日、経済産業大臣に報告書を提出いたしました。

◇広野火力発電所における対応状況◇
  美浜発電所事故対応として、当所の1~4号機については、類似箇所を含む復水系主配管のオリフィス下流配管(全数)の超音波探傷試験をプラントの停止時期にあわせて実施した結果、顕著な減肉は認められませんでした。(8月14日~16日で検査実施)
  また、相馬共同火力の新地発電所2号機において損傷した高圧給水加熱器ドレン配管と同様の配管に対しては、定期的に肉厚を測定しており、顕著な減肉は認められていないことを確認いたしました。



お問い合わせ先
◆福島第二原子力発電所 広報部
  TEL 0240-25-1353


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