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平成16年7月29日
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サイトバンカ建屋における水の滴下について |
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当所サイトバンカ建屋*1において、平成16年7月28日午前9時50分頃、パトロール中の委託員が、1階出入口扉付近(非管理区域*2)にて、天井から床に水が滴下していることを確認いたしました。
滴下している水は20秒に1滴程度、床に溜まっていた水の量は約0.1リットルで、分析の結果、放射性物質は検出されませんでした。
水漏れ箇所を特定するため、滴下が認められた箇所の上部2階にある手洗い場付近(管理区域*2)を確認したところ、水道管の継手部から滴下した水が床に溜まり、その床面塗装の微小なひびから1階へ滴下したものと推定いたしました。
継手部上流側にある止水栓元弁を閉めたことにより、当該継手部および1階天井からの水の滴下は止まりました。
当該継手部は速やかに交換いたしました。今後、床面塗装の微小なひびについて補修を実施するとともに、類似箇所について調査いたします。
これによる外部への放射能の影響はありません。
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以 上 |
*1サイトバンカ建屋
使用済みチャンネルボックス(注)、使用済み制御棒等の放射性固体廃棄物を貯蔵・保
管するための設備。プール方式を採用している。
(注)チャンネルボックス
燃料集合体を覆っている四角の筒状のもの。材質はジルコニウム合金で、原子炉冷
却材流路の確保、制御棒のガイド、燃料棒の固定と保護の機能を持っている。
*2管理区域と非管理区域
管理区域は放射線による無用な被ばくを防止するため、また、放射性物質による放射
能汚染の拡大防止をはかるため管理を必要とする区域。非管理区域は管理区域外の
区域。
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「当社原子力発電所における不適合事象の公表方法の見直しについて」(平成15年11
月10日お知らせ済み)における、区分3に該当するものとしてホームページに掲載した
ものです。 |
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