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平成16年6月30日

2号機復水器連続洗浄装置系弁フランジ部よりの
海水漏えいの調査結果について

  当所2号機は定期検査中ですが、平成16年6月16日午後3時頃(当社確認)、屋外のピット内に設置されている復水器連続洗浄装置※1C系貝・ボール分離器※2出口弁フランジ部※3より海水が漏えいしているのを確認しましたが、当該系統のポンプを停止することにより漏えいは止まりました。
  また、現場確認時には、漏れた海水が床に滞留した状態にありましたが、その後、排水処理系により全て排出処理されました。
(平成16年6月16日お知らせ済み)

  当該フランジ部について点検した結果、フランジ両面の密着が不十分な箇所が確認され、ここから海水漏えいが生じたことがわかりました。
  また、当該フランジ部は昨年9月に分解点検および組み立てを終了しており、本年5月20日から海水の通水を開始していました。

  当該フランジ部は、短い配管を直線的につなぐ構造となっており、組立てる際には、3箇所のフランジを均等に数回にわたり締め付けるべきところ、フランジ部を1箇所毎に締め付けを行ったために、3箇所目の締め付け場所である当該フランジ部の密着が不十分となり、通水の約1ヶ月後に漏えいに至ったものと推定いたしました。
  今後は、フランジ部の組み立て作業を行う際には、それぞれのフランジ部相互の位置を確認しながら均等に締め付けることを手順書に明記し、再発防止を図ります。

以 上
※1 復水器連続洗浄装置
    復水器の冷却管に付着した貝等を取り除く装置(復水器の冷却管内に水圧でボール
    を送り込み冷却管内に付着した貝等を取り除く装置)
※2 
貝・ボール分離器
    貝等とボールを振り分ける装置(復水器の冷却管内を洗浄してきたボールと貝等を振
    り分け、貝等は分離器内に残りボールは再度復水器の冷却管に送られる
※3
 フランジ部
    パッキン等を間に挟んでお互いをボルトを介して締め付けることにより、配管等をつな
    げる鍔(つば)状の継手部
図面



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