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2号機残留熱除去系ポンプ(A)一時停止の調査結果について
 当所2号機は定期検査中ですが、平成16年2月27日、機器点検のため、原子炉冷却材浄化系※1の制御回路のケーブルを端子から取り外す作業を実施した際、当該端子の表示に誤りがあり、残留熱除去系※2の制御回路の端子を外したため、残留熱除去系ポンプ(A)が停止いたしました。このため、接続状態を復旧し、同日、当該ポンプを再起動いたしました。(平成16年3月1日お知らせ済み)
 
 当該端子表示の誤りについて調査した結果、原因は、今回の定期検査において、当該端子等の端子台
※3に接続されている計測回路(残留熱除去系)および当該端子台の上部にある端子台に接続されている計測回路(原子炉冷却材浄化系)の点検を行った際、端子表示(ケーブル番号が記載されているカバープレート※4)を取り外したのち点検を実施し、点検終了後に、上下のカバープレートを間違えて取り付けたものと推定されます。
 当該端子台を含めカバープレートにケーブル番号が記載されており、かつ、カバープレートが容易に取り外し可能な構造の端子台について、再発防止対策として以下を実施いたします。

 ・ カバープレートだけではなく、端子台が取り付けられている盤面にもケーブ   ル番号を記載したシールを貼付し、カバープレートを戻す際に識別できるよ  うにする。
 ・ 複数の端子台が設置されている場合は、端子台の番号を表示しているシー  ルの色とカバープレートの色を同色にし、かつ端子台毎に色別けして、カバ  ープレートを取り付ける際に識別できるようにする。
 ・ ケーブル全数にケーブル番号札を取り付け、カバープレート等の端子表示   と照合できるようにする。

 なお、残留熱除去系ポンプ(A)は、一時的に停止しても炉心における崩壊熱は原子炉冷却材浄化系により除去されることから、保安規定で定める運転上の制限を満足しており、また、炉水温度の上昇もありませんでした。

以 上
※1原子炉冷却材浄化系
   原子炉中の不純物を除去し水質を維持するための系統
※2残留熱除去系
   原子炉を停止した後の燃料の崩壊熱除去や非常時に原子炉の水位を維持するための系統
※3端子台
   ケーブルの端子を取り付けるための台
※4カバープレート
   電気の通電部を絶縁保護するために端子台に取り付けるカバー(各ケーブル番号も表示され
  ている)




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