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福島第二原子力発電所2号機におけるシュラウドの点検終了について |
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平成15年7月31日
東京電力株式会社
福島第二原子力発電所 |
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当社は「原子力発電所における点検・補修作業に係る不適切な取り扱い」に関し、シュラウドに「ひびまたはその徴候」の疑いがあるプラントを順次計画的に停止し、今回指摘されている部位および他の部位の溶接線点検を実施しております。
当所2号機については、本日、シュラウド点検が終了しましたのでお知らせいたします。
2号機については、9月24日から11月15日にかけて、シュラウドの目視可能な全ての溶接線について水中カメラを用いて点検を行った結果、溶接線から離れたものを含めて34ヶ所にひびの様相を呈したものを確認しました。
(10/3、10/23、11/7、11/15お知らせ済み)
その後、当該部分についての超音波探傷検査を実施し、さらに溶接線から離れたひびの原因究明調査の一環として、H4溶接線内側の上下500mmの追加点検を実施したところ、これまでにお知らせ済みのものも含めて最終的に50ヶ所にひびが確認されました。超音波探傷検査の結果、35ヶ所にひびの深さが認められ、指示エコーから最大深さは約27mmでした。また、15ヶ所については、ひびの深さは検出されませんでした。
なお、深さの検出されたひびのうちの4ヶ所については、H4溶接線の内側の超音波探傷検査を行っていた際に、外側にひびがあることが確認されたものでした。
今後、原因と対策について検討を進めてまいります。 |
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