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定期検査中の福島第二原子力発電所2号機の社内検査時における
原子炉自動スクラム(A系)警報の発生について |
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平成16年5月6日
東京電力株式会社
福島第二原子力発電所 |
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当所2号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)は、平成15年4月14日から第15回定期検査を実施しておりますが、本日、原子炉格納容器隔離弁機能検査※の社内検査を実施中、午後3時32分、原子炉水位低の模擬信号を発生させたところ、「A系原子炉自動スクラム」および「原子炉水位低トリップ」の警報が発生いたしました。
原因は、当該社内検査を行う際に、スクラム信号などが発生しないよう処置を施すべきところ、この処置が行われていなかったため警報が発生したものと推定されます。
詳細については調査中です。
なお、当該事象は警報のみが発生したもので、制御棒は全挿入の状態であり、また、原子炉の水位に変化はありません。従って安全上の問題はありません。
これによる外部への放射能の影響はありません。
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以 上 |
※原子炉格納容器隔離弁機能検査
原子炉水位低などの事故時に放射性物質が外部に放出されないように設置されている隔離弁の
機能を確認する検査。具体的には原子炉水位低の模擬信号を発信させ、検査対象となる隔離弁
が全閉となることを確認する。
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