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福島第二原子力発電所2号機原子炉圧力容器における
浮遊物らしきものの調査状況について |
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平成16年2月12日
東京電力株式会社
福島第二原子力発電所 |
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当所2号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)につきましては、平成16年2月11日午後7時43分頃、原子炉圧力容器上部の水中に白色系の浮遊物らしきものが、中央操作室の現場監視用モニターに映ったことを確認いたしました。また、当該浮遊物らしきものを確認中のところ、2月12日午前0時頃、蒸気乾燥器気水分離器仮置きプール※1底部に、わた状のようなもの(5~10 cm程度)3個を確認いたしました。(2月12日お知らせ済み)
原子炉圧力容器上部の水中で確認された浮遊物らしきものにつきましては、下記回収物の中に含まれているものかどうか、現段階では特定出来ておりません。
また、蒸気乾燥器気水分離器仮置きプール底部で確認されたわた状のようなものにつきましては、午後0時30分頃回収し、水中に浮遊していた繊維状のもの等がまとまったもので、総重量約0.2グラムであることを確認いたしました。その後、午後6時30分頃、同様のわた状のようなものが確認され、午後7時25分頃、回収いたしました。
一方、調査の過程において、午後4時頃、使用済み燃料プール内から、プラスチックチェーン状のもの1個(14cm×3.3cm×1cm)、ビニール片1個(4cm×2cm)、ガムテープが付着したビニール片1個(33cm×10cm)、総重量約76グラムを、また、使用済み燃料プールのスキマサージタンク※2内にあるゴミをとるフィルターから、ビニール片、ゴム手袋の切れ端等、総重量約25グラムを回収いたしました。
使用済み燃料プールで回収されたものについては、今後調査をいたします。
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以 上
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※1:蒸気乾燥器気水分離器仮置きプール
定期検査時燃料を取り替える際等に、原子炉圧力容器内燃料上部にある蒸気乾燥器、気水分離器
を取り出し、仮置きするプール
※2:スキマサージタンク
使用済み燃料プールと原子炉ウェルからオーバーフローした水を受けるため、プールとウェルの間に
2基設置されているタンク
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