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1号機の起動の状況について
 
 
 
平成15年8月29日
東京電力株式会社
福島第二原子力発電所

 
 
  1号機は、8月27日16時15分に制御棒の引き抜きを開始し、慎重に原子炉起動作業を行っておりますが、原子炉圧力1.0MPaにおけるRCIC(原子炉隔離時冷却系)の確認運転をしたところ、ポンプの性能には問題ありませんが、起動中の流量特性が、前回とやや異なりました。原因としては、閉になっているべき逆止弁が完全に閉まっていなかったことから弁を閉めた後、再度試運転を行い、問題のないことを確認しました。
 これにより、発電開始時間が、多少遅れる見込みです。
 今後も慎重に起動作業を行ってまいります。


                                            以 上
 
 
 
※原子炉隔離時冷却系とは、なんらかの異常により、通常の給水系が使用不可となり、原子炉水位  が低下した場合等において、原子炉の蒸気を利用してポンプを起動して、原子炉の水位確保およ   び炉心の冷却を行う系統です。なお、本系統は非常用冷却系ではありません。
 
 
 



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