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福島第二原子力発電所1号機の定例試験実施中における
警報の発生について |
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平成15年9月17日
東京電力株式会社
福島第二原子力発電所
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当所1号機は、調整運転中のところ、APRM(平均出力領域計測装置(注))の定例試験実施中の9月12日午後11時11分、「APRM B系高高/機器動作不能」の警報が発生しましたが、直ちに(同日午後11時12分)正常に復帰しました。また、プラントの運転状態に影響はありませんでした。
その後、原因を調査したところ、APRMの定例試験において、APRMチャンネルBの試験終了に伴い、除外していたチャンネルBを復旧する際、スイッチを通常位置に戻さずに復旧したことが原因であることがわかりました。
さらに、詳細な調査を実施したところ、操作の研修を実施しており、その監督にあたる運転員の手順の確認が不十分であったことが判明しました。
このため、操作手順に基づいた確実な実施の再徹底を含め、改善に努めてまいります。
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以 上 |
(注)平均出力領域計測装置
原子炉運転中の出力の大きさを計測する装置で、6チャンネル(A~F)あり、出力が大きくなった
場合等に、原子炉を自動停止させる信号を出す機能があります。
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