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福島第二原子力発電所1号機の定期検査状況について
平成15年3月5日
東京電力株式会社
福島第二原子力発電所


 当所1号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)につきましては、1月7日より第16回定期検査を実施しておりますが、2月25日より燃料装荷作業中のところ、3月3日に1つの燃料集合体の上に異物らしき物を確認いたしました。
同日、この異物らしき物を回収し、詳細調査を実施した結果、幅約2mm、長さ約25mm、厚さ約0.2mm、重さ約37mgのジルコニウムを主成分とするもので、チャンネルボックス※から剥がれ落ちたものと推定されます。このようなチャンネルボックスからの剥がれ落ちは発生しうるものですが、原子炉の安全性に影響を及ぼすものではありません。

以 上


チャンネルボックス
 燃料集合体を覆っている四角の筒状のもの。原子炉冷却材流路の確保、制御棒のガイド、燃料棒の固定と保護の機能を持っている。材質はジルコニウム合金。
図面

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