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当所1号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)は、平成16年2月18日午後11時10分頃、3台ある主復水器※1のうち1台の水室※2(A2)の導電率にわずかな上昇傾向が認められました。原因は、当該復水器内の細管の内部を流れる海水が復水器内へわずかに混入しているものと推定され、直ちに原子炉への影響が生じるものではありませんが、設備保全の観点から、2月20日午前3時より発電機出力を約50万キロワットまで低下させ、当該復水器の点検・補修を行うことといたしました。(平成16年2月19日お知らせ済み)
点検の結果、導電率に上昇傾向が認められた当該水室の細管1本に漏えいが認められたため、当該細管に閉止栓を取り付けました。また、予防保全の観点から、当該復水器の水室(A1、A2)の全細管24,192本のうち260本について、新たに閉止栓を取り付けました。
当該復水器は、十分な蒸気の冷却機能を有していることから、閉止栓による復水器の機能への影響はありません。
次回定期検査の際に当該細管を取り外して原因調査を行います。
なお、1号機は、点検・補修終了後、発電機出力を上昇させ、本日午後1時30分、定格出力に到達いたしました。
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以 上 |
※1:主復水器
タービンを回した蒸気を海水により冷却し水に戻す機器。
※2:水室
1台の主復水器は二つの水室を有しており、今回導電率が上昇したA2水室は、平成16年2月7日
に補修を行ったA1水室とは別の水室です。 |
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