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定期検査中の福島第二原子力発電所1号機における警報の発生について |
平成17年2月15日
東京電力株式会社
福島第二原子力発電所
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当所1号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)につきましては、平成16年9月29日より第17回定期検査を実施しておりますが、本日午前9時21分頃、中央制御室において、中央制御室計測用分電盤*1B系へ供給する電源設備の点検のために当該分電盤の電源を仮設電源に切り替える際に、プロセス放射線モニタ*2B系の電源が停電したため、「原子炉建屋換気系排気放射能高*3」および「燃料取替エリア排気放射能高*4」の警報が発生いたしました。
その後、午前9時38分頃に当該分電盤の仮設電源への切り替えが終了し、プロセス放射線モニタB系は正常な状態に復帰したため、当該2つの警報も解除いたしました。
今後、原因について詳細に調査いたします。
なお、プロセス放射線モニタA系により原子炉建屋の放射線レベルに変動がないことを確認しており、本事象による外部への放射能の影響はありません。
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以 上
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*1:中央制御室計測用分電盤
中央制御室の指示計、記録計類に供給する電源で、A系・B系の2系統あります。
*2:プロセス放射線モニタ
放射線レベルを連続監視する装置で、A系・B系の2系統あり、それぞれ同じ箇所を監視して
います。
*3:原子炉建屋換気系排気放射能高
原子炉建屋内の排気放射線レベルが高くなった場合に発生する警報で、安全のため電源が
停電した場合にも発生します。
*4:燃料取替エリア排気放射能高
燃料の取替などを実施する原子炉建屋6階の排気放射線レベルが高くなった場合に発生する
警報で、安全のため電源が停電した場合にも発生します。
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