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プレスリリース

定期検査中の福島第一原子力発電所5号機原子炉ウェル内での
ビニール片等の発見・回収について

平成17年2月7日
東京電力株式会社
福島第一原子力発電所
 
 当所5号機(沸騰水型、定格出力78万4千キロワット)につきましては、平成16年11月10日より第20回定期検査を実施しておりますが、平成17年2月7日、原子炉ウェルゲート*1点検作業を実施していた協力企業作業員が、午後1時50分頃、原子炉ウェル水面にビニール片等(最大約10cm×約5cm)5個を発見し、当社社員が回収いたしました。
 5号機は今定期検査において、原子炉圧力容器内の水抜きを実施しておりましたが、原子炉圧力容器内および原子炉ウェル内への水張りを実施し、本日、残留熱除去系*2を運転したことから、原子炉ウェル壁面などに付着していたビニール片等が水面に浮上してきたものと推定しております。
 なお、今後、さらにビニール片等の有無の確認を行います。
 
以 上

*1  原子炉ウェルゲート
 原子炉ウェルと気水分離器等貯蔵プールを仕切る部分をいう。
 原子炉ウェルは、原子炉圧力容器および原子炉格納容器の蓋を収納している空間で、定期検査中はこの空間を満水状態にし燃料交換などを行う。
*2  残留熱除去系
 原子炉を停止した後の冷却(燃料の崩壊熱の除去)や非常時に原子炉水位を維持する系統。



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