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プレスリリース

福島第一原子力発電所4号機残留熱除去系弁の不具合について

平成16年12月4日
東京電力株式会社
福島第一原子力発電所
 
 当所4号機(沸騰水型、定格出力78万4千キロワット)につきましては、定格出力にて運転中のところ、平成16年12月3日午後10時45分から実施した残留熱除去系電動弁開閉の定例試験中に、電動弁の一つである残留熱除去系熱交換器*1(B)出口弁が全閉にした後の開動作の途中で停止し、全開にならないことが確認されたため、同日午後11時35分、保安規定第39条で定める「運転上の制限*2」を満足していないと判断いたしました。
 この間、当該電動弁については、動作確認のため電源を一旦切り手動で開操作を行い、電源を再度入れるなどの措置を講じたことにより、その後自動的に全開まで開動作しました。同日午後11時38分、中央操作室ならびに現場において当該出口弁の全開状態を確認したことから、「運転上の制限」を満足していると判断いたしました。
 今後、原因について調査を行い、対策を講じることといたします。
 なお、本事象による外部への放射能の影響はありません。
 
以 上

*1  残留熱除去系熱交換器
 残留熱除去系は非常時に原子炉に水を注入したり、原子炉を停止した後に炉水を冷却する設備で、熱交換器は非常時に原子炉格納容器内の蒸気を凝縮したり、原子炉停止後の炉水の冷却をするために使用するもの(2基ある)。
*2  運転上の制限
 保安規定では原子炉の運転に関し、「運転上の制限」や「運転上の制限を満足しない場合に要求される措置」等が定められており、運転上の制限を満足しない場合には、要求される措置に基づき対応することになる。


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