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プレスリリース

定期検査中の福島第一原子力発電所2号機圧力抑制室での異物の発見について
平成15年10月9日
東京電力株式会社
福島第一原子力発電所
 
 当所2号機(沸騰水型、定格出力78万4千キロワット)につきましては、平成15年3月31日より第20回定期検査を実施しておりますが、原子炉建屋の圧力抑制室*1において異物(足場材およびロート等)が発見されました。
 
 これらの異物については、9月11日から水中作業試験*2を実施していたところ、9月17日に針金を発見し、その後、10月1日から10月8日まで水中ロボットにより圧力抑制室全体の点検を実施し確認しましたのでお知らせいたします。
 
 異物のうち足場材とロートについては、すでに回収済みですが、残りの異物について今定期検査内で回収作業を実施し、異物の混入について調査を進めてまいります。
 
*1 圧力抑制室
 原子炉格納容器の下部にあり、原子炉格納容器内圧力が蒸気等で上昇した場合に圧力抑制室内に導いて冷却することで原子炉格納容器内の圧力を低下させる設備。また、原子炉冷却材喪失事故時の非常用炉心冷却系の水源として水を貯蔵してある設備。
*2 水中作業試験
 圧力抑制室に接続されている非常用炉心冷却系の機器(弁等)を点検するために、圧力抑制室の吸込口を隔離する工法の確認試験。
 
<参考図> 圧力抑制室 異物発見の概要(59kB)
以 上

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