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福島第一原子力発電所2号機気水分離器脚部曲がりの修正について
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平成15年10月8日
東京電力株式会社
福島第一原子力発電所 |
当所2号機(沸騰水型、定格出力78万4千キロワット)につきましては、平成15年3月31日より第20回定期検査を実施しておりますが、当所4号機で確認された気水分離器の仮置き用の脚が内側に曲がり、正常に据え付けられないことを受け、気水分離器の当該部について目視点検を実施したところ、2号機についても同様に、脚部4本が内側に曲がっていることが確認されました。(8月29日お知らせ済み)
原因について調査した結果、4号機と同様に製造誤差および気水分離器等貯蔵プールへの仮置きに伴う吊り上げ、吊り降ろし時の荷重による若干の変形に加え、平成15年5月26日に発生した宮城県沖の地震による荷重が加わったことにより、変形が助長されたものと推定いたしました。
変形した気水分離器仮置き用の脚部については、修正治具によりシュラウド上部フランジ面と干渉しないよう修正することといたしますが、修正方法は4号機の微小なひびの発生を踏まえ、4号機とは異なる方法(注)で実施いたします。
なお、仮置き中に同等の地震が再度発生した場合、脚部の変形が再発する可能性を考慮し、今後再発防止対策を検討してまいります。
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(注) |
4号機では、脚部の修正にあたり、固定装置を脚が固定されている脚上部のブロック面に当てていたため溶接部に曲げ応力が加わった。2号機では、溶接部に曲げ応力が加わらないよう溶接部より下の脚部で固定する。 |
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