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プレスリリース

福島第一原子力発電所2号機燃料集合体の固定ワッシャ変形の点検結果について
平成15年9月24日
東京電力株式会社
福島第一原子力発電所
 
 当所2号機(沸騰水型、定格出力78万4千キロワット)は、平成15年3月31日より第20回定期検査を実施しておりますが、8×8型燃料集合体2体の外観調査を実施していたところ平成15年9月17日、2体の燃料集合体の固定ワッシャ3箇所に変形が認められました。
 このため、同一形状の固定ワッシャ(以下「当該ワッシャ」)が採用されている残りの8×8型燃料集合体306体の調査を順次実施していたところ、さらに9体の燃料集合体に同様の変形が確認されました。(9月17日お知らせ済み)
  
 当該ワッシャを採用している燃料集合体について、引き続き調査を行った結果、合計308体中11体(固定ワッシャ13箇所)以外に変形は認められませんでした。

 このたび、変形が認められた燃料集合体の取り扱い状況を調査したところ、第17回定期検査(平成10年8月開始)において、シュラウド取替工事を実施した際、取り外したシュラウド等の細断時に使用した研磨材の一部が使用済燃料プール内の燃料集合体に付着したことから、全ての燃料集合体の清掃作業を実施しており、この清掃作業時に使用した吸引ホースが、今回確認された11体の燃料集合体の固定ワッシャに接触したことにより変形が生じた可能性が高いと推定いたしました。
 固定ワッシャに変形が認められた燃料集合体は、機能上問題はありませんが、念のため、再使用しないことといたします。また、今後、燃料集合体の清掃作業等を実施する場合、構成部品が変形しないような措置を講じるとともに、作業終了後に水中カメラ等で確認することといたします。

 固定ワッシャ
   上部タイプレートを燃料棒に固定するためのナットのまわり止め用の部品




以 上

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