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プレスリリース

定期検査中の福島第一原子力発電所4号機定期検査状況について


平成15年8月21日
東京電力株式会社
福島第一原子力発電所
 
 当所4号機(沸騰水型、定格出力78万4千キロワット)につきましては、平成14年12月2日より第19回定期検査を実施しておりますが、平成15年8月20日、原子炉の復旧作業*1に伴い気水分離器*2をシュラウド上部へ据え付け、シュラウドヘッドボルトの締付作業を実施したところ、ボルトが正常に締め付けできないことが確認されました。

 その後、水中カメラにて状況を確認したところ、気水分離器の仮置き用の脚(全4本)が内側に曲がり、シュラウド上部フランジ面に乗った状態となったため、気水分離器が通常の据え付け位置より約30cm上で止まり、シュラウド上部に正常に据え付けられないことがわかりました。

 今後、原因について、調査する予定です。
 なお、本事象による外部への放射能の影響はありません。

*1:原子炉の復旧作業とは
   定検のために取り外した炉内構造物(気水分離器,蒸気乾燥器)を炉内に戻す作業。

*2:気水分離器とは
   炉心より発生した蒸気(湿分を多く含んだ蒸気)を、蒸気と水に分離する装置。
   気水分離器を通過した蒸気は、さらに蒸気乾燥器で湿分を分離させた蒸気になり、
   タービンに送られる。


以 上

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