1.安全管理の徹底 |
(1)現場第一線への安全管理の徹底 |
a)原子力安全・品質特別強化活動を展開(6月20日から3ヶ月間) |
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当社と協力企業が合同で安全大会を開催し安全意識を徹底 |
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(当社経営層が参加し、7月2日に福島第一、福島第二、7月4日に柏崎刈羽の各発電所で実施) |
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当社本店と協力企業本社のベテラン社員で構成する品質マネジメントチームを現場に派遣し、現場パトロールと作業環境レビューを実施 |
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燃料装荷時、および制御棒操作時には、原子炉主任技術者の資格を有する管理職を本店から派遣し、中央操作室で操作状況を確認 |
b)経営層自らによる現場指導の強化 |
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原子力本部長あるいは副本部長が、発電所へ毎週出向き、安全最優先の考え方を現場第一線に徹底するとともに、安全意識の浸透を図る |
(2)組織の見直し(本年度内の実施を目標) |
a)発電所の安全管理システムの再構築 |
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各号機の総括的な責任者を明確化 |
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保守部門を中心に、ラインとして品質管理を的確に行うために、組織を見直し |
b)本店の機能の強化 |
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本店と発電所の役割分担を明確化するとともに、発電所に対する本店の技術支援体制を強化 |
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2.協力企業とのコミュニケーションの強化 |
(1)地域の視点に立った運営管理システムを構築 |
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定期検査の端境期対策、地元企業の技術力向上など、地域の雇用の安定を目指して、協力企業の皆様にも参加を頂き、地域の視点に立った発電所運営管理システムについて検討する場を設定 |
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長期的視点に立った発電所と地域との共生のあり方についても検討 |
(2)現場第一線の声を吸い上げるために双方向コミュニケーションを改善 |
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作業安全の確保、および作業環境の改善などについて、協力企業の現場第一線で作業する方々の声が当社に直接届き、発電所の運営に反映できる仕組みを工夫 |
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当社グループマネージャー級と協力企業の現場作業責任者、当社監理員と協力企業管理員など、各層間で定期的に意見交換を実施 |
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当社社員が現場に出向いた際には必ず協力企業の方々とコミュニケーションを図るとともに、当社社員が協力企業の事務所を訪問して積極的に対話する機会を増加 |
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発電所の目安箱(業務改善提案ボックス)、本店の企業倫理相談窓口などの活用を奨励 |
(3)当社と協力企業との間で情報共有を促進 |
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発電所で起きたことを、協力企業の現場第一線の方々にまで迅速、的確に伝達できるよう、電子メール、電子掲示板、LANシステム、および協力企業事務所の掲示板などを活用し、分かり易く情報を提供 |
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当社と協力企業の安全朝礼への相互参加を通して安全意識を共有 |
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3.情報公開の徹底 |
(1)「報告する文化」を現場第一線まで徹底 |
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小さなトラブルも速やかに報告、連絡、相談できる風通しの良い発電所を目指すことを、協力企業の現場第一線まで周知 |
(2)「先ず第一報」の徹底 |
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「先ず第一報」の徹底と、節目節目での「途中経過報告」を実施 |
(3)発電所内の様々な出来事をタイムリーに分かり易く公表 |
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日常メンテナンスの範疇に属する軽微な不適合処理も公表 |
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定期検査の進捗状況をインターネットホームページで公表 |
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格納容器漏洩率検査のライブ映像、測定結果をリアルタイム公開 など |
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