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福島第一原子力発電所電気品(危険物)倉庫における油漏れについて
 
 平成16年8月18日午前11時5分頃、当社社員が発電所構内にある電気品(危険物)倉庫を巡視点検していたところ、保管している変圧器*1から絶縁油が滴下していることを発見いたしました。
 油は変圧器下部の閉止板より漏れており、漏えい量は約18リットルで、現在、当該倉庫内に設置してある油溜め桝内にとどまっております。なお、当該部からの漏えいは現在も1秒に2滴程度で継続しておりますが、仮設のポリタンクにて油を受けており、外部への漏えいはありません。
 当該閉止板につきましては、今後、シール材等により漏油防止の処置を行うことといたします。
 なお、漏えいした絶縁油には微量のPCB*2(濃度約1.4ppm)が含まれておりますが、専用の倉庫内での漏えいであり外部への影響はありません。
 
以 上
 
 
 ※ 漏油防止の処置を行ったことで、8月19日午後3時44分頃、漏洩が停止したことを確認しました。
 

*1 変圧器
 タービン発電機で発生した電圧を、送電するための電圧に昇圧する機器。
 当該変圧器は2号機で使用していた変圧器で、平成16年2月より当所電気品(危険物)倉庫内に保管中だった。
*2 PCB
 ポリ塩化ビフェニルのことで、水に溶けず化学的に安定、絶縁性が良い、沸点が高いなどの性質を持つ、工業的に合成された化合物。かつては絶縁油として使用されたが、人体への毒性や環境への残留性が問題となり、1970年代以降生産が中止されている。

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