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保安検査における指摘事項について |
平成16年3月1日から3月19日に実施された国の「平成15年度第4回保安検査(保安規定の遵守状況の検査)」において、運用補助共用施設(使用済燃料共用プール)の管理区域と非管理区域の境界となる大物搬入口扉が、施錠を忘れたため開いた状態になっていたことについて、国から保安規定には違反しないものの、管理の徹底と再発防止に関するご指摘を受けました。
本事象は、3月5日の作業で開けた扉を確実に施錠しなかったため、翌日、扉が開いていることを警備員が発見し、3月10日の不適合管理委員会に報告するとともに、原子力保安検査官に報告いたしました。
施錠されていない状態に気づかなかった原因は、扉が未施錠の場合、現地制御盤および警備所の監視盤で警報が発生しますが、現地制御盤については扉を閉止後に誤操作防止のため電源を切る運用としていたこと、また警備所では警備員は3月5日の警報発生後に当該扉が閉まっていることを確認し、警報の発生は誤作動と判断したことと考えられます。
再発防止対策として、現地制御盤の電源を切らない運用を徹底するとともに、操作手順書に明記することとします。また、警報が発生した場合は、警備手順書等に基づき迅速に対応するとともに、警報発生の継続は、防護管理ならびに放射線管理上重要な問題であることを警備員に再度周知徹底いたします。
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以 上
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