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平成17年1月24日 |
6号機における警報の発生の調査結果について |
平成16年12月1日、定格出力にて調整運転中の6号機で、「原子炉水位低トリップ」および「原子炉A系自動スクラム*1」の警報が2度発生いたしました。いずれもただちに警報の解除操作を行い、警報は解除され、原子炉水位に変化はなく、また、プラント運転状態も安定していることから、原因は原子炉の水位を検出する計器の誤動作と推定いたしました。
これによる外部への放射能の影響はありませんでした。
(平成16年12月1日お知らせ済み)
当該事象を確認したところ、原子炉の水位を検出する4系統の回路のうち1系統が動作していたことから、当該系統の回路および計器の詳細調査を行いましたが、同様の事象は確認されませんでした。
このため、計器の誤動作の原因は計器に一時的な不良が発生したものと推定されることから、当該計器の交換を行い、当該系統に異常のないことを確認いたしました。
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以 上 |
*1 原子炉A系自動スクラム
原子炉を緊急停止するための信号が片系統だけ発生した状態であり、制御棒は動作しない。スクラム信号はA・B両系が同時に発生することで制御棒を全挿入し、原子炉を緊急停止させる。
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