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平成16年12月13日
5号機タービン建屋近傍洞道内配管からの水漏れ(飲料水)について
 平成16年12月12日午後0時49分、定期検査中の5号機で、非管理区域のタービン建屋東側屋外の配管洞道内で漏えいを検出する警報が発生いたしました。当社社員が現場を確認したところ、当該洞道内2箇所ならびに当該洞道からつながるタービン建屋地下1階配管洞道(管理区域)内に水たまりを確認いたしました。
 調査の結果、屋外にある飲料水タンクから5・6号機サービス建屋に飲料水を供給する配管の接続部(屋外洞道内)から漏えいしているのが確認され、午後2時40分、上流側の弁を閉めることにより漏えいは停止いたしました。なお、管理区域内のタービン建屋地下1階配管洞道内の水たまりは、屋外の洞道とタービン建屋配管洞道との境界にある堰を越え、流れ込んだことが分かりました。
 漏えいの原因は、同日午前中に実施した5・6号機サービス建屋受水槽等の点検清掃において、受水槽入口弁の開閉操作にともなう配管内の圧力変動により、劣化がみられた当該接続部パッキンの一部が損傷したためと推定いたしました。
 当該接続部パッキンについては、同日交換作業を行い、異常のないことを確認しております。今後、当該箇所含め類似の接続部について、毎年目視による確認を行うことといたします。
 漏えい量は非管理区域内で約21立方メートル、管理区域内で約0.7立方メートルであり、いずれも放射能は検出されませんでした。
 これによる外部への放射能の影響はありません。
 
以 上
 

 管理区域と非管理区域
 管理区域は放射線による無用な被ばくを防止するため、また、放射性物質による放射能汚染の拡大防止をはかるため管理を必要とする区域。非管理区域は管理区域外の区域。



これは「当社原子力発電所における不適合事象の公表方法の見直しについて」(平成15年11月10日お知らせ済み)における区分3の事象として、前日に発生した不適合事象を公表しているものです。

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