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5号機非常用ディーゼル発電機定例試験における警報発生について
 当所5号機(沸騰水型、定格出力78万4千キロワット)は、定格熱出力一定運転中ですが、平成16年5月6日午前10時30分頃、非常用ディーゼル発電機(B)の定例試験において、「海水ポンプ*1吐出圧低」警報が発生いたしました。
 現場を確認したところ、2台ある海水ポンプのうち当該ポンプ吐出圧力*2は通常値より低い0.16MPa(1.6kg/cm)まで低下しておりました。また、もう1台の予備ポンプは定期点検中のため自動起動はしませんでした。
 圧力低下の原因は、当該ポンプ等に付着した貝類などによるものと推定されることから、今後、5月10日に予備ポンプの点検が終了するまでの間は、念のため当該ポンプを毎日起動し吐出圧力の確認を実施いたします。
 なお、定例試験の結果、当該ポンプ吐出圧力が通常より低いもののディーゼル機関の冷却等は可能であることから、本事象は、非常用ディーゼル発電機(B)の機能上問題となるものではありません。また、保安規定に基づく運転上の制限を逸脱するものでもありません。

以 上
 

*1 海水ポンプ
 ディーゼル機関冷却水等を冷却するための海水を送水するポンプ。ディーゼル発電機1機につき、海水ポンプが2台あり、通常1台のポンプにより冷却が可能。
*2 海水ポンプ吐出圧力
 通常値:0.25~0.26MPa (2.6~2.7kg/cm
 警報発生、予備ポンプ自動起動値:0.20MPa(2.0kg/cm)以下

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