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平成17年2月18日
3号機中央操作室換気空調系の検査における不適合について
 
 平成17年2月17日、定期検査中の3号機において、2台ある中央操作室の換気空調機*1(1台は予備機)のうち、1台を自動起動させる定期事業者検査*2を実施したところ、1台が自動起動したにもかかわらず、午前10時57分、「中操室昇圧ファン吐出流量無」*3の警報が発生し、予備機が自動起動いたしました。
 検査を中止し調査を行ったところ、本来開いているべき当該空調機の流量を測定する計器の元弁が閉まっており、見かけ上流量が出ていなかったことから、予備機が自動起動したことがわかりました。
 当該元弁が閉まっていた原因については、誤って操作したことも否定できないことから、対策として当該弁に「常時開」の表示札を設置いたします。また、計器の元弁が計器本体の付近になく、名称が記載されていないものについては、表示札(名称および開閉表示)を設置いたします。
 
以 上
 

*1  換気空調機
 中央操作室は、通常、外気を取り入れて室内の換気を行っている。
 この換気空調機は、原子炉建屋で放射性物質が漏れた場合に、中央操作室を隔離し室内の空気を循環させる設備で、中央操作室の環境を清浄に保つための機能を持っている。
*2  自動起動させる定期事業者検査
 自動起動信号(原子炉建屋で放射性物質が漏れたことを意味する電気信号)を模擬的に発信し、この換気空調機が正常に動作することを確認する試験。
*3  中操室昇圧ファン吐出流量無
 中央操作室の換気空調機の流量が少ないことを知らせる警報。


これは「当社原子力発電所における不適合事象の公表方法の見直しについて」(平成15年11月10日お知らせ済み)における区分3の事象として、前日に発生した不適合事象を公表しているものです。

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