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3号機主変圧器内部の監視強化について
 当所3号機(沸騰水型、定格出力78万4千キロワット)につきましては、定格熱出力一定運転中ですが、平成16年3月25日、主変圧器絶縁油の油中ガス分析(年1回)を実施した際、可燃性ガス*1の増加が見られ、3月31日に再度分析を実施した結果、同様に増加傾向が確認されました。そのため、同日以降、可燃性ガスの増加傾向の調査として、油中ガス分析頻度を週1回にするとともに、主変圧器内の放電音の測定を実施しておりました。
 
 その後、4月27日に実施した油中ガス分析において、可燃性ガスの総量が496ppmと監視強化*2レベルに近づいたことを本日確認いたしましたので、本日より油中ガス分析頻度を週2回に増やし、監視強化を図ってまいります。
 なお、今後の分析結果によっては、主変圧器の点検のためのプラント停止についても検討してまいります。
以 上
 

*1 可燃性ガスとは
 変圧器内部で過熱・放電などが発生した場合、絶縁油や固体絶縁物の一部が熱分解し、可燃性ガス(水素、メタン、エタン、エチレン、アセチレン等)が発生する。

*2 監視強化とは
 下記条件が1つでも確認された場合、サンプリング頻度を上げること。
  ・アセチレンガス濃度が0.5ppm以上
  ・エチレンガス濃度10ppm以上、かつ可燃性ガス総量が500ppm以上
  ・主変圧器内で放電ありと判断

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