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平成16年12月6日
定期検査中の1号機廃棄物処理建屋内における水漏れについて
 平成16年12月4日午後8時16分、定期検査中の1号機で、廃棄物処理建屋使用済燃料プールろ過脱塩器(A)室の漏えいを検出する警報が発生いたしました。当社社員が現場を確認したところ、床面に水たまり(約30cm×約30cm)を発見し、当該脱塩器入口配管接続部からの漏えい(2滴/秒)を確認いたしました。
 調査の結果、当該配管接続部は脱塩器点検にともない取り外しており、接続部には異物混入防止対策として養生が施されていましたが、当該脱塩器入口側の弁から微少な漏えいがあったため、配管内に水が溜まり養生部から漏れ出たものと推定いたしました。
 現在、当該脱塩器入口側の弁に閉止板を取り付け、漏えいは停止しております。
 今後、漏えいの原因について詳細に調査を実施し対策を講じます。
 
 なお、漏えい量は約2.4リットル、放射能量は約1.3×104ベクレル(ラジウム温泉の約0.13リットルに相当する量)でした。
 これによる外部への放射能の影響はありません。
 
以 上
 

 使用済燃料プールろ過脱塩器
 使用済燃料プール水については循環させることにより冷却と浄化をしており、ろ過脱塩器は水中の不純物を取り除き、水質を保つための装置。

 

これは「当社原子力発電所における不適合事象の公表方法の見直しについて」(平成15年11月10日お知らせ済み)における区分3の事象として、前日に発生した不適合事象を公表しているものです。

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