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定期検査中の1号機タービン建屋内の油漏れについて
 平成16年9月14日午前11時10分頃、定期検査中の1号機タービン建屋地下1階の主油タンク*1室内で、主油タンクの排気ファン*2の切り替え操作を実施していた当社社員が、操作後の確認において排気ファン出口U字配管の開放部*3下部床面に油溜まりのあることを発見いたしました。漏れた量は約2リットルです。
 これまでの調査の結果、排気ファンの切り替えにおいて、2台ある排気ファンの1台を追加で起動した際、排気ファン出口側に通常より多くの空気が送られたため、出口側のU字配管内の油が押され、開放部から漏れたものと推定しております。
 また、既存の手順書には当該排気ファンの切り替え操作手順が記載されていたものの、その手順のあることを見落とし、新たに当該操作の手順書を作成した上で操作を実施しましたが、結果として、切り替え方法の異なる手順となっていたことがわかりました。
 今後、詳細な原因の調査を行い、対策を検討してまいります。
 なお、これによる外部への放射能の影響はありません。
 
以 上
 

*1  主油タンク
 主タービンの軸受等の潤滑のための油を供給するタンク。
*2  排気ファン
 主油タンク内で発生する油蒸気を抽出し、油分離器に送るファン。
*3  開放部
 排気ファン出口U字配管の機能を維持するために、大気開放にしておく開口部。

 

これは「当社原子力発電所における不適合事象の公表方法の見直しについて」(平成15年11月10日お知らせ済み)における区分3の事象として、前日に発生した不適合事象を公表しているものです。

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