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定期検査中の1号機における原子炉自動スクラム(A系)警報の発生について

 当所1号機(沸騰水型、定格出力46万キロワット)は、平成14年11月20日より第23回定期検査を実施しておりますが、平成16年8月27日午後2時52分、「原子炉自動スクラム(A系)*1」の警報が発生いたしました。
 原因を調査したところ、警報発生当時、原子炉起動時の中性子量を計測する計器(中性子源領域モニタ*2)の点検を実施しており、その作業にともない発生したノイズが影響し、隣接する他の計器(中間領域モニタ*3)が誤動作したものと推定しております。
 今後、さらに詳細な調査を行う予定です。
 なお、当所1号機は定期検査中であることから、制御棒が全挿入状態となっており、制御棒の動作はなく、安全上の問題はありません。
 また、これによる外部への放射能の影響はありません。
以 上
 

*1 原子炉自動スクラム(A系)
 原子炉を緊急停止するための信号が片系統だけ発生した状態であり、制御棒は動作しない。スクラム信号はA・B両系が同時に発生することで制御棒を全挿入し、原子炉を緊急停止させる。
*2 中性子源領域モニタ
 原子炉内の中性子量を計測する装置の一つで、原子炉の停止時や原子炉起動初期段階で使用され、下記中間領域モニタ使用までの領域を測定するための装置。
*3 中間領域モニタ
 原子炉内の中性子量を計測する装置の一つで、原子炉起動から発電開始前までの、原子炉低出力状態を測定するための装置。

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