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1号機非常用ディーゼル発電機(A)の不具合の調査結果について


 当所1号機(沸騰水型、定格出力46万キロワット)は、平成14年11月20日より第23回定期検査を実施しておりますが、非常用ディーゼル発電機(A)の定例試験(社内)を実施したところ、平成16年4月6日午前11時8分、機関部冷却水の温度が高くなったことから非常用ディーゼル発電機が自動停止いたしました。
 その後の目視点検において外観上異常は認められませんでしたが、冷却水温度が上昇した原因について、詳細な調査を行うこととしておりました。
 なお、現在プラントは停止中であり、2台ある非常用ディーゼル発電機のうち1台が健全であることから、保安規定に基づく運転上の制限を逸脱するものではありません。(平成16年4月6日お知らせ済み)

 調査の結果、ディーゼル機関の冷却水系統内に空気の滞留が確認されました。この滞留した空気が冷却水の流れを妨げたことで流量不足が生じ、機関部冷却水温度が上昇したものと推定いたしました。その後、滞留した空気を抜き非常用ディーゼル発電機を運転した結果、正常であることを確認いたしました。
 今回、冷却水系統内に空気が滞留した原因は、ディーゼル機関分解点検後の空気抜きが十分でなかったことと考えられるため、今後、ディーゼル機関の系統復旧時においては、各作業のステップ毎に十分な空気抜きを行うこととし、点検要領書に反映いたします。
 また、系統復旧後においても定期的な空気抜き操作を行い、万全を期すことといたします。
以 上

* 非常用ディーゼル発電機
 所内電源喪失時に所内へ電源を供給するためのディーゼルエンジン駆動の非常用発電機。

<参考>

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