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5号機の原子炉出力に関する警報の発生について
(運転保守情報) |
平成15年11月19日
東京電力株式会社
福島第一原子力発電所 |
当所5号機(沸騰水型、定格出力78万4千キロワット)は調整運転中(平成15年9月12日発電開始)のところ、平成15年11月18日午前4時24分、中央操作室において原子炉の出力が高いという警報が発生し、瞬時に復帰しました。
直ちに原子炉の状態を操作盤にて確認したところ、原子炉出力に変化はなく、原子炉の運転状態も安定していることから、原子炉の安全に問題ないことを確認しました。
なお、警報発生の原因は、原子炉内に設置された検出器※のうちの1個が、瞬時的に誤信号を発したものと推定されます。
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※ 原子炉内に設置された検出器とは?
原子炉内には、中性子の量を測定するための検出器が設置(124個)されています。これらの検出器により、原子炉の出力を測定しています。
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【補足説明】 原子炉内に設置されている検出器が測定した原子炉の出力データは、計算機に送られて平均化され、「原子炉全体の出力」として計算されます。
この平均化された「原子炉全体の出力」が高いときに警報が発生します。 |
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