福島第一原子力発電所トップ
6号機は、平成14年4月7日より8月5日までの121日間の予定で第17回定期検査を実施します。
なお、この期間中に、中部電力(株)浜岡原子力発電所1号機の余熱除去系配管の破断の対応として、残留熱除去系蒸気凝縮配管の分岐点に弁を設置する予定です。
1.定期検査を実施する主な設備
(1)原子炉本体
(2)原子炉冷却系統設備
(3)計測制御系統設備
(4)燃料設備
(5)放射線管理設備
(6)廃棄設備
(7)原子炉格納施設
(8)非常用予備発電装置
(9)蒸気タービン
2.定期検査中に実施する主な工事予定
(1)燃料集合体の取替え
燃料集合体764体中176体を取り替えます。
(2)出力領域計装検出器の取替え
出力領域計装検出器43本のうち、11本を取り替えます。
(3)主蒸気逃がし安全弁取替工事
主蒸気逃がし安全弁18台中9台について、作業効率の向上を図るため同一
設計の予備品と取り替えます。
(4)給水加熱器取替工事
設備の信頼性向上を図るため、第3給水加熱器及び第5給水加熱器(それ
ぞれ3台)の胴体を耐食性に優れた材料のものに取り替えます。
(5)蒸気タービン低圧内部車室修理工事
低圧内部車室3台全台について、蒸気による浸食が部分的に認められるた
め予防保全の観点から肉盛補修溶接を行います。
(6)主発電機修理工事
設備の信頼性向上を図るため、主発電機の回転子の巻き線をとめるエンド
リングを応力腐食割れが起こりにくい材質に取り替えます。
|
|
|